人気ブログランキング | 話題のタグを見る

eins


自らの興味のままに適当に書いています.
by nummer-eins
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

英語論文を書くときに、表現に困ったら ーEndnoteの有効活用ー

研究者や大学院生のみなさんは、英語で論文を書く機会があると思います。
私もそんな一人ですが、論文で使われる英語の表現に悩むことがありませんか?

簡単な単語でも、こんな場面で使われることがあるのだろうか?と悩むことが多々あると思います。

そんなときに、一番手軽なのは、英語論文表現集を参照することがあると思います。
例えば、
など、Amazonで「英語論文 表現」などで検索すればいくらでも出てきます。

一方で、これらの本を参照したところで、自分が使いたい表現や言い回しが見つからないことも多々あります。
というか、ほとんどの場合、見つかりません。

誰もが使う表現、例えば「示唆される」、「原因は〜」などはいくらでも載っていますが、そうでないものは本当に見つかりません。

そんなときはどうしますか?


ひとつは、googleで「英語論文」というキーワードとともに検索することだと思います。
しかし、これも欲しい答えにはたどり着けることは少ないと思います。

では、どうするのか。

私はEndnoteのとある機能を使っています。

といっても特別な機能ではありません。


Endnoteの「検索」機能にある設定をするのみです。

それは、「検索範囲」をPDFに設定することです。


例として、ここでは「attribute」という単語を使っている論文を検索するときのスクリーンショットを載せました。

英語論文を書くときに、表現に困ったら ーEndnoteの有効活用ー_f0014445_16261157.png
あまり本に登場しない表現とか言っておきながら、ベタな単語でごめんなさい。
でも、2つ以上の単語を並べても使用できますので、ぜひお試しください。

これで検索して出てきた文献のPDFを開きます。
そして、PDF内で同じ単語を検索にかけると、その表現が使われている部分が見つかります。

この作業をいくつかの文献で繰り返すと、その表現の使い方が見えてきます。

また、1つも該当する文献が見つからない場合は、そのような表現が使われることは滅多にないと理解して良いと思います。


ただし、この方法を用いる上での注意点としては、
  • 自分の分野の論文のPDFが相当数ライブラリに入っていること。
  • 論文のPDFファイルにOCRが付いていること。
が挙げられます。

当然のことながら、ライブラリに十分な数の論文が入っていないことには、表現を探すことができませんので、まだあまり論文を持っていない方は、まず、ライブラリに論文を登録してください。
おそらく、英語論文を書かなければならない立場にある人にそのような方はいないと思いますが。

論文がたくさん入っていても、PDFがすべて画像になっていてはテキストは検索できません。
オンラインジャーナルのものはおそらく、テキストが埋め込まれていると思いますが、ご自身でコピーし、スキャンした論文はテキスト化されていないことも多いと思います。

論文をライブラリに取り込む前に、必ずOCRにかけることを習慣化されることをオススメします。

OCRはスキャンスナップのアプリケーションには標準でついています。
それ以外のスキャナをお使いの場合でもAdobe acrobat等を購入することで使用できます。
Adobe acrobatはAdobe Creative Cloudにも含まれていますので、契約されている方は利用をお勧めします。
私の使用感では、スキャンスナップに附属のものよりはOCRの精度は良いと思います。


by nummer-eins | 2017-07-09 16:35 | 研究 | Comments(0)
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
ありがとうございます!た..
by うえの at 12:25
長期出張から帰ってきてA..
by susie at 18:13
痒いところに手が届くアド..
by なつめぐ at 09:12
nummer-eins ..
by Christian Bouthier at 16:37
バージョンは36.4.2..
by tm at 11:59
検索
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧