自らの興味のままに適当に書いています.
by nummer-eins
読んだ論文の整理方法
研究者のみなさん、読んだ論文はどのように整理していますか?
最近、話題に(?)なっている落合先生の方法です。
オンラインジャーナルが多数発行され、日々、読み切れない量の論文が生産される時代になりました。
10年、20年前の論文であれば、そもそも全体の数が少なかったために、研究の動向が読み取りやすかったと思いますが、現在の論文が量産されている状況において、研究の動向を得るというのは非常に難しい作業になっています。
論文の内容はおろか、手元に持っている論文の整理すらできていない人も多いと思います。
私は、手元にある論文がかろうじて整理できている。という状況です。
内容までは整理仕切れていないというのが現状です。
持っている論文は、このブログにも何度も登場していますが、Endnoteを使って整理しています。
Endnoteは、文献情報とともにPDFの論文をセットで整理しておけます。
また、Citation Managerを使うと、Wordで論文を書きながら引用情報を自動で挿入することができます。
文献リストも自動で作成してくれます。さらに、ジャーナルに合わせたフォーマットに自動で変更することもできます。
(ただし、公開されているジャーナルのアウトプットスタイルは、間違っている点もありますので投稿前によく確認する必要があります)
さて、ここから本題に入りますが、読んだ論文の内容はどう整理していくべきでしょうか。
宮上泰樹氏は、レビューシートを作るのが良いと述べています。
これによく似たものは、私も作ろうとしたことがあります。
タイトル、著者、ジャーナルは最低限必要な情報でしょう。
分野を分けたくなる気持ちはわかりますが、正直なところ、どの分野にも整理できない、または複数の分野にまたがる論文が出てきます。レビューシートを作る上では、そういったときにどう整理するかを決めておく必要があるでしょう。
方法、対象者や結果、結論の情報も必要でしょう。
しかし、これも分野によってはこんなにきれいに表にまとめることが難しい場合もあります。
私は、ここでつまづき、この方法をやめました。
今回、挑戦してみようと思っているのは、この方法です。
最近、話題に(?)なっている落合先生の方法です。
A4の紙1枚にまとめるらしいのですが、「どんなもの?」、「先行研究と比べてどこがすごい?」、「技術や手法のキモはどこ?」、「どうやって有効だと検証した?」、「議論はある?」、「次に読むべき論文は?」という項目について書くそうです。
確かに、重要な点は抑えられているような気がします。
まとめる項目を必ずしも同じにする必要はないと思いますが、これをベースに、Evernoteなど、容易に検索ができる媒体を使ってまとめていくことに挑戦してみようと思っています。
-----2020年5月 追記-----
この記事の続編を書きました。
by nummer-eins
| 2017-05-03 13:12
| 研究
|
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